V2Hシステムの役割と基本仕様を徹底解説

おひさまエブリデイでは、実際に V2Hシステム「EVパワーステーション（プレミアム）」VCG-666CN7 を導入しました。
以下はその費用構成の一例です。国や自治体の補助金制度を活用することで、導入コストを大幅に抑えることができました。

本体価格は120万円台と高価に見えますが、補助金を最大限活用することで負担額は50万円台に抑えられました。
導入後は、太陽光発電との連携により、停電時の安心感と電気代削減効果を実感しています。

今後は、発電量と充放電データを継続的に公開し、実際の年間コスト削減効果やバッテリー活用効率も検証していく予定です。

v2hは太陽光パネル、電気自動車と連携し、日中は電気自動車（EV車）の充電を行いながら、自宅への電力供給（電気自動車へ満充電時）を行い、夜間は日中の間、電気自動車に貯めた電力を自宅へ給電することを可能にする機器です。また停電時にもV２Hと電気自動車を繋ぐことによって自宅給電することが可能です。持続可能な再生エネルギーを使った次世代の生活で、今後ますます広がりを見せることでしょう。

充放電の制御はV2H機器が行います。自動車側の対応規格や、家庭の電気契約・分電盤の構成によって最適設定が変わるため、導入前に確認が必要です。

たとえば、日中の余剰発電を5kWh分EVに貯めておけば、帰宅後にLED照明・冷蔵庫・Wi-Fi・ノートPCなどの家庭消費（合計300〜400W想定）を10時間以上カバーできる目安になります（機器・効率により変動）。私は40kWh蓄電可能な日産リーフを所有をしており、年間のガソリン代は０円！（すべて太陽光で充電できている）で、日中の電気代も、太陽光によってほぼ賄えている生活を送っています。さすがに冬場は晴れ間と太陽が昇っている時間が少ないこともあり、電気自動車への給電が優先で、自宅への給電量はほとんどない時期もありますが、それでも夜間での自宅への給電（エアコンをつけていても一晩中大丈夫、満充電時）を行うことができており、年間の電気代の削減、ガソリン代の削減を実現し、物価高に左右されない（ガソリン代の高騰を意識しない）安定した生活を送っています。

実生活では「普段は太陽光→EVに充電」「夜はEV→家庭に給電」「遠出日は車優先」のように、ライフスタイルに合わせた切り替えが鍵になります。季節や気象によって発電量が変わるため、月次での運用見直しが効果的です。

一般的なV2H機器の導入費用は約100〜150万円前後ですが、国や自治体の補助金を活用すれば、負担を大きく減らすことができます。2025年現在、環境省や地方自治体では最大で40万円〜60万円の補助金制度が実施されています（地域・年度で変動）。

参考：機器本体・設置工事・分電盤改修・申請費用などを合算した概算見積りを複数社で取得し、保証内容・性能（最大出力/効率/停電時の自動切替）・保守体制を比較検討するのがおすすめです。

太陽光発電で発電した電力を昼間にEVへ貯め、夜に家庭で使うことで、電力の「地産地消」を実現。おひさまエブリデイでは、実際の発電量・消費量・V2H充放電データをもとに、現実的な電気代削減効果を公開しています。

発電量の多い季節はEV側に多めに充電し、日射の弱い時期は家庭優先に切り替えるなど、季節戦略が重要です。クラウド連携やスケジュール充電に対応した機器なら、自動化もしやすくなります。

今後、EVの普及とともにV2Hはさらに一般化していくと予想されています。電力自由化やカーボンニュートラル政策により、「家庭×クルマ×電力」の一体化が進み、電気自動車が暮らしの中心的なエネルギー基盤になる時代が近づいています。

需要側が賢くなる“スマート負荷”としての家庭は、太陽光・EV・蓄電・給湯・空調を総合最適化する方向へ。おひさまエブリデイでも、季節別の最適運用や実データに基づく効果検証を継続します。